エピソード 5
| 先日(8/8)当地で結婚式に出席してきました。 新婦が知り合いで、といっても個人的にではありませんよ、念のため。 実は彼女がトルコの大学で数少ない日本語学科のあるチャナッカレ大学(トロイの近く)2・3年次の終了後の夏にそれぞれ1ヶ月半ほど当社で研修を受けていた縁です。 (トルコではこのような在学中の学外研修制度があり、企業はできるだけ協力することになっている。 またその期間は無給ではなく、大学生の場合は最低賃金を、高校生の場合は週の半分会社にでてくる ので最低賃金の半分を企業側は支払うことになっている) 彼女は在学中に日本語の検定を受けたり、日本語ガイドの資格を取ったりと積極的に日本語とかかわっていたこともあり、当然卒業後も日本とのかかわりのある企業に勤務したいと考えていたようですが、昨年卒業時に希望する企業がなく、やむなく他の企業に就職していたが、付き合っていた彼(新郎) が仕事(海軍)の関係でアメリカに2年間国費で派遣されることになり、結婚していれば2人でいけるとの事だったので、 急遽 この結婚式が決められたとのことです (婚約中ではだめ。) 今回の招待は彼女が当社で研修時に知り合った友人に連絡をしたところ、私がたまたまトルコに来ていることがわかり、 電話が掛かってきた次第です。 ところで、トルコの結婚式がどのようなものかご存知ですか? 日本の場合、ひな壇に新郎新婦はさむように仲人が座り招待者も各自指定されたテーブルに座り、 司会者の進行のもと、長々と関係者の挨拶等があり厳かに粛々と結婚式が進行し、招待者も持参金の半分ぐらいは回収できる雰囲気・料理を味わいますが、ここはぜんぜん違います、一言で言えば、ひたすら「踊る」に尽きます。 司会進行はバンドマスターが進め、4・5時間に及ぶ結婚式の80%ぐらいが新郎新婦、親族、関係者の「踊り」で占められます。 最近は西洋風の結婚式も見受けられますが。 他の招待者はというと、ひたすらテーブル場合によってはテーブルもなく椅子だけ)を囲んで座り、 ステージで踊る人を眺めているだけです。もちろん料理はありません(その代わり、受付があって 祝儀を受け取ることもありません。今回ジュースは出てきましたが) トルコに来た当初、初めて結婚式に出席したとき日本のように時間に遅れてはいけないと時間前に顔を出すも、 新郎新婦・親族はもとより時間前に来ている人はほんの数えるばかり、手持ち無沙汰で30分以上すごした経験があったので 今回結婚式はお昼の1時から5時までと聞いていたが、3時ごろに顔を出すことにした。 さすがにこの時間に顔を出すと、式場は一杯になっていたが、想像していたとおり、 式場が割れんばかりにボルームをあげた演奏のもと、ステージを見ると「踊り」の真最中。 踊っている人に対してお金(お札)が投げ込まれますが、床に落ちたお金はなぜかバンド関係者が、 踊っている人の間を縫って回収しバンドマスターに手渡していた。そのお金はバンドの収入になるのかな? ケーキカットは3時半頃にあり、ステージに6段ほどのケーキが運ばれ、衆目のもとケーキカットが行われた。二人は司会者 バンドマスターの進行にのっとり、ケーキカットをしたが、その後 あれ!と思ったのは 小さくカットしたケーキを新郎新婦がお互いに相手の口に運び食べてしまったことだ。あくまでも主役は新郎新婦のようだ。 その後、ケーキは持ち出され、出席者全員に行き渡るように小さくカットされて配られた。 4時ごろにメインの新郎新婦に対するお祝いの言葉を掛ける儀式が行われた。 これはステージに新郎新婦及びそれぞれのご両親が立ち、出席者が、お祝いの言葉を掛けながら、 お祝儀を手渡すもので、現金であったり貴金属であったり、まちまちです。お金の場合 肩から掛けた白い布切れに直接ピンでお金を留めていきます。 今回目にしたお札は、5,000,000TLから 、20,000,000TLおよび今回は新郎の仕事の関係で一週間後にアメリカに2年間いくこともあってか$札も見られた。 私はこういうこともあろうかと日本から持ってきていた、お祝儀袋に$札を入れて手渡した。 新郎側のお母さんに握手しようと手を差し伸べた時の事。 私が差し伸べた手に手を出してこない。 一瞬外国人は嫌いなのかな?とおもったが、目は嫌っているようには見えないし、お父さんのほうは ほほ摺りまでしてくる。後でハタと気づき一緒に参加した会社のものに確認をとるとやはりそうだった。 実は新郎側は敬虔なイスラム教徒で、女性は知らない男性とは握手をしてはならないのだ。 この儀式が終わると、また「踊り」が始まりますが、これを潮時に出席者の中から帰る人も出て来るので、 私たちも新郎新婦に挨拶をして帰ることにした。日本人はステージに出て「踊る」ことを躊躇しできれば回避しようと思いをめぐらすのですが、 ここは違います。よちよち歩きの子供からどんどん積極的にステージに出て踊っており、恥ずかしがっている ようには見えません。周りの目を気にしない気にしている?習慣が小さいときからおのずと醸成されているのです。 これが国民性の違いで、物怖じしない積極的なトルコの男性が日本女性に人気がある一つになっているのではないでしょうか? 私には到底できませんが。 |